第一人者との初対戦~県アマチュア囲碁選手権
26日(日)、アマチュア囲碁選手権の県大会に出場し、その準々決勝で、かねてから是非一度と願っていた中曽根理樹さんとの対戦が実現しました。
中曽根さんは今年度、このアマチュア選手権と共に、県名人・本因坊の三大タイトルを獲得し、目下県内実力ナンバーワンの青年です。
大会は、中学生から80代までの地区代表32名によるトーナメント戦で行われました。年齢に関係なく対等に戦えるのも、囲碁の魅力の一つです
大会トーナメント表
大会翌日、主催紙の朝刊に、準々決勝以降の結果が掲載されました。
準決勝 中曽根さん(左)VS韋さん
この日5試合目となる決勝開始直後、気持ちを整える中曽根さん。
中曽根さんとの対局(私が白)。
対局後の検討で、中曽根さんから次のようなコメントをいただきました。
*白28(8のQ)は40ノビが普通。
*黒43とポン抜いては黒不満なさそうだが、白42も大きいので決定的ではない。
*黒47、49はどうだったか?味消しだったかもしれない。
*白78は79がよさそう。それなら、白のサバキ形。全体の形勢も黒に地がなく難しかっ
った。78に79となり、白は二つの石をしのぐのが大変そう。
その後、概ね下譜のようになりました。この局面まで、致命的な代償を払うことなく、中央二つの白石をしのぎました。次は黒番です。左下16のB押さえが目につきますが、それでは、形勢は意外に細かく、何ともいえません。黒は、中央下側の白石の死活と絡めて、右辺やや下側の白石に手段を求め(14のOから)、確実に手にし、そこで勝負が決まりました。
実力の差を実感した残念譜ではありますが、思い切り戦うことができ、よい経験になりました。
準決勝以降の対局を控えながらも、局後の検討に快く応じてくれた中曽根さんに心から感謝です!
中曽根さん、9月中旬に東京日本棋院で開かれる全国大会に出場します。3年前には、本因坊戦の全国大会で準決勝まで進みました。今回も、県代表としての活躍に期待したいです。
最近のコメント